日本知的障がい者サッカー連盟理事長 天野直紀
FIFAサッカーと同じルールのため、障がいの有無にかかわらず楽しめます。
障がい者特性に配慮した「目と体で覚える」指導方法を使います。「もう一つのワールドカップ」という世界選手権が4年に1度開催されます。
知的がい害のある方が参加します。
まずはサッカー教室などに参加して「ボールになれる」ことから始めるお子さんが多く見られます。
その後、選手の多くは近隣のチームや特別支援学校の部活動などに所属します。
中には健常者のチームに参加し、共に練習をしている選手もおります。
サッカーは11人の団体スポーツです。
コミニケーションをとること、判断をすること、チームで動くこと、ルールを守ること…多くの決まりの中で行うことを重視されます。
そうした中で知的がい害がある選手たちは、コミニケーションや他人との距離感を学び、スポーツを通じて、社会の規範を覚えていきます。
近年、知的障がい者のフットサルの活動も広がっています。
フットサルは5人集まればできるサッカーに似たスポーツですので、気軽に取り組むことができます。
また、室内のスポーツですので、天候に左右されることなく行えることも魅力の1つです。
もちろんフットサルも大会など活躍の場は多くあります。
知的障がい者サッカーの指導では、高等だけではなく、図やボードを使って指示を出す場面が多く見られます。
また、コーチが選手の体を実際に動かしながら指導する場面もあります。
知的障がいと言う特性を配慮し「目で覚える、体で覚える」指導を行うことが、サッカーを楽しむ上での1つのサポートになると考えます。
4年に1度、FIFAワールドカップと同じ開催地・開催国で行われる「もう一つのワールドカップ」(正式名称:INAS WORLD FOOTBALL CHAMPIONSHIPS)は昔、世界から代表が集まり知的障害がい者サッカーの頂点を目指します。
日本は2014年のブラジル大会で初のベストフォーという好成績を収めました。
2018年はその頂点を目指し、今日もサッカーの練習に励んでいます。
「もう一つのワールドカップ」のような世界大家を始め、国内では高校選手権などの各種大会、他の障害者サッカーとの交流大会、日本代表合宿の開催、知的障がいがある方向けサッカー教室など幅広く活動しております。
代表合宿や大会は観戦可能です。
高知や日本代表選手とともにプレイすることができるイベントもあります。
大会やイベントの情報はウェブサイトおよびFacebook・Twitterにて随時更新しておりますので奮ってご参加ください。
お問い合わせ先
日本知的障害者サッカー連盟
03-5213-4728