写真提供:©スペシャルオリンピックス日本
帝京科学大学,スペシャルオリンピックス スポーツトレーナー 岩沼聡一朗
幅広い年齢、競技レベルの知的障がいのある方が参加できます。すオリンピック形式の様々なスポーツの練習会と競技会が全国各地で開催されています。
競技会だけはなく、継続的なトレーニングの中での成長も大切にします。
知的障がいのある方が参加します。6歳からトレーニング(各種スポーツの練習会)に、8歳から競技会へ参加することができます。
スペシャルオリンピックスには競技レベルの高い方だけではなく、はじめてスポーツを始める方もたくさんいます。
また、2歳半から7歳までは、ヤングアスリートTMプログラム(後述)に参加することができます。また、知的障がいのない方もパートナーとして、ユニファイドスポーツ®(後述)に参加しています。
スペシャルオリンピックスは、年間を通じてオリンピック形式の様々なスポーツのトレーニングと競技会を提供しています。
Special Olympic“s”の名称に複数形の“s”が用いられるのは、日常的なトレーニングから競技会までが一貫して提供されており、それが世界各地で実施されているためです。
継続的にトレーニングをする姿勢に敬意を表し、スペシャルオリンピックスに参加する知的障がいのある方を「アスリート」と呼んでいます。
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スペシャルオリンピックスの競技会には幅広い競技レベルのアスリートが参加することができ、全員が決勝に進出し表彰されます。
競技会では予選でのパフォーマンス、性別や年齢を基に8名以下のグループに分けられ、決勝が行われます。
たとえ競技レベルが低い方でも、それと同等の方と同じグループの中で競い合うことで、実力を十分に発揮し、輝く機会を得られます。また、世界大会などの上位大会でも幅広い競技レベルで種目が設定されており、全ての競技レベルのアスリートが出場できます。
ユニファイドスポーツ®という形式では、知的障がいのある方とない方が一つのチーム、あるいはペアを組み、一緒にレクリエーションを楽しんだり、競技の練習や試合に取り組んだりします。
「指導者(健常者)-選手(障がい者)」という従来のモデルではなく、障がいのある方もない方も分け隔てなくスポーツを楽しむ新たなスポーツモデル、インクルーシブなモデルとなっています。
ヤングアスリートTMプログラムは、幼児を対象にスポーツを基にした遊びのプログラムです。ゲームや歌などを取り入れ、楽しく身体を動かす中で運動能力の基礎を養います。
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アスリートの成長には目を見張るものがあります。
身体面、精神面、社会面いずれにおいても、継続的なスポーツ参加により成長がみられます。
また、活動を通じてその成長をたたえられることで、自信や勇気を得ます。
スポーツを通じて仲間とコミュニケーションをとる中で、友情や相互理解が生まれます。新たな目標を得る場にもなっています。
それは、試合に勝つ、技能を高めるといったスポーツに限定されたことだけではなく、時間に合わせて行動する、身支度を自分で整えるといった生活面も含まれます。
また、保護者どうしで仲良くなり、成人したアスリートをもつ「先輩ママ(パパ)」に子育て、進路等の相談ができる、というメリットもあります。
スペシャルオリンピックスでは様々なスポーツが展開されています。
一般の方と同様に、知的障がいのある方もスポーツの趣向は様々です。
はじめは、お試しで複数のスポーツの練習会に参加できるように、申し込みや引率等のサポートをすることをおすすめします。
また、活動に参加される際にアスリートの日常の様子や体調をコーチに伝えると、より安全に活動することができます。
保護者の中でも、ご自身の特技や趣味を通じて、活動をサポートしている方も多くいらっしゃいます。
スポーツが好きな方は、コーチとして参加されています。また、練習会や競技会で、事務などのお手伝いをされる方もいらっしゃいます。
(公財)スペシャルオリンピックス日本 事務局、03-6809-2034、info@son.or.jp
スペシャルオリンピックスの活動は、全都道府県で開催されています。
お住まいの地域での活動の様子や連絡先は、(公財)スペシャルオリンピックス日本のサイト(www.son.or.jp)から調べることができます。